ホールクロスキルトとトラプントについて

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ホワイトキルト

ホールクロスキルト(ホワイトキルト)とは

トップ布が1枚の布で作られたキルトで、キルティングで模様を描いていきます。

展示会などで、ピースワークやアップリケがなく、1枚の布に見事なまでのキルティングが施されているタペストリーを見たことはありませんか?

きめ細かなキルトラインで、品のある華やかなデザインが描かれています。素敵を通り越して神聖なるものを感じさせるその作品は、見る人を圧倒させます。

キルターなら1度は挑戦したいと思うキルトです。お祝いごとに作られることが多く、ホワイトキルトのベッドカバーやタペストリーはブライダルキルトとしてプレゼントすると、花嫁さんにはとても喜ばれますし感動して頂けるようです。

ホールクロスキルトは、デザインをキルトラインだけで完成させる作品もあれば、キルティングの中に所々ぷっくらと立体的に見える作品もあります。この立体的にする技法をトラプントといいます。
また、それによく似たものでブティという技法があります。合わせてご紹介したいと思います。

トラプントとは

トラプント

イタリアで考案されたキルトの技法です
基本はトップ+キルト綿+裏布の3枚重ねてキルティングし、モチーフ部分に裏布側から綿や毛糸を詰めるというものです。

比較的広い範囲を立体的にしたい場合は綿を詰めます。綿を詰める時は裏布に切り込みを入れて詰め、詰め終わったら最後切り込み部分を丁寧にかがります。

比較的狭い範囲を立体的にしたい場合は毛糸を詰めます。毛糸を詰める時は毛糸針でトップ布とキルト綿の間に毛糸を引き入れて、図案に沿って毛糸通し引き出すといった動作を繰り返します。最後針を通した穴を爪でしごいてふさぎます。

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切り込みや穴をあけた跡を見せない方法

基本的なトラプントのやり方より、手間と布が余計にかかりますがキルトの裏側を見ると綿などを入れた場所が完全に見えなくなります。

1.トップ布と裏布を重ねてステッチをし、毛糸を通したり切り込みを入れて綿を詰めます。

2.裏布はモチーフステッチ外側ぎりぎりの布をカットします。また、裏布は薄手で目の粗い布を使用します。

3.トップ布とキルト綿と捨て布を重ねてしつけをしてキルトラインを入れます。トラプントしたモチーフステッチの外側0.1㎝にもキルトラインを入れるとふっくら感が増します。

ブティとは

フランスで考案された技法です。キルトというより刺繍に近いです。
2枚の薄い布を重ねて図案どおりステッチ(ランニングステッチなど)を施します。キルト綿ははさみません。
ステッチが終わったら、先が尖っていない針で裏から木綿素材のコードを2枚の布の間に通していきます。
また、ブティは全ての素材を木綿で統一します。

<ちょこっと情報>

トラプントブティもルーツは同じで、14世紀にシチリアで作られたキルトだと言われています。
ブティは、当時南フランスの港町マルセイユにアトリエが点在し、シチリアから来たお針子さんを雇っていました。貴族に好まれたことから、フランス革命の際に作品の大半が破棄されたそうです。

トラプントとブティは、ルーツも同じで作り方も似ていますが、キルト綿を使うか使わないかが一番の違いです

では、本日は最後までお読みくださり有難うございました。

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